第五十一回 新年のご挨拶 / インド仏教聖地巡礼記録(六) ヴァーラーナシー・ガンジス河の朝日

第五十一回 新年のご挨拶 / インド仏教聖地巡礼記録(六) ヴァーラーナシー・ガンジス河の朝日

 

 

 

新年明けましておめでとうございます。
今年度も慈眼寺と当ブログを宜しくお願い申し上げます。

 

福王山 慈眼寺

 

 

 


 

 

上記の写真は、昨年インドに渡航した際にガンジス河で撮影したものです。
前回の記事から数ヶ月経過してしまいましたが、この写真に便乗して、久々にインド巡礼時の記録を掲載いたします。

 

(前回の記事はこちらです)

 

 

「インド」という言葉を聞いた時、多くの人がガンジス河をイメージするのではないでしょうか?

真言宗とも共通点の多いインドの宗教・ヒンドゥー教の聖地であるガンジス河。
全長は約2500キロメートルにも及び、バングラデシュやネパール等の国をまたいで流れる大河です。
ヒンドゥー教においては単なる大河にあらず、河自体が「ガンガー」という名の女神として信仰されている大変重要な場所といえます。

 

仏教聖地巡礼の合間をぬい、特に多くの巡礼者・観光客が集う河沿いの町ヴァーラーナシーにて、船の上からご来光を拝んで参りました。

 

 

 

日の出を見るために、夜明け前からガンジス河沿岸へ。
河沿いは既に人で溢れかえっていました。

 

 

 

 

徐々に夜明けが訪れ、多くの船が動き出します。
河の水で沐浴をするヒンドゥー教徒の方々も集い始めてきました。

 

 

 

 

待つこと十数分。
カラスが飛び交う中、雲の切れ間から遂に太陽が顔を出しました。

マンションやビルに囲まれた都心では、なかなか開けた空を見ることができません。その中で日の出を見ることはなおさらです。
当然、見ることができる太陽は世界中のどこにいても同じもの。ですが、感じ方は東京で見るそれとは全く異なるものでした。

お釈迦さまが活動していた地域は、ほぼガンジス河の流域に当たるそうです。
遥か昔、お釈迦さまや多くの仏弟子たちもこのような光景を見たのだろうか・・・。
つい、そのような感慨に浸ってしまいました。

 

 

 

 

すっかり日が昇り川岸に戻ると、やはりあちこちに大きな牛が・・・。

 

 

(巡礼記はまだまだ続きます)