第七回 酉年とお不動さま

第七回 酉年とお不動さま

人は生まれ年の干支によって、「守り本尊」となる仏さまが決まっていると言われています。

今年は酉年。酉年生まれの人々を特に守護する守り本尊と伝えられているのが、写真に写るお不動さまこと「不動明王(ふどうみょうおう)」です。

 

当山・慈眼寺ではお祀りしていませんが、お不動さまは多くの真言宗のお寺のご本尊となっています。

「高幡不動」こと金剛寺様、節分会でおなじみの成田山・新勝寺様が特に有名です。

 

お不動さまは、人間の煩悩を右手の剣で破り、さらに背中に燃え盛る炎で焼き尽くして清めてくれる明王(仏教の守護神)と伝えられています。

まさにその見た目の通り、力強い御利益を持つ仏さまと言えるでしょう。

 

干支の守り本尊は、十二支ごとに八尊の仏さまが割り当てられています(一部重複)。

慈眼寺では観音さまやお釈迦さま、お地蔵さまなど多くの仏様をお祀りしておりますが、干支の守り本尊の大半はそのどれにも当てはまらない仏さまです。

ご自身の干支の守り本尊を知ることは、普段は馴染みのない仏さまとの出会いのきっかけとなるかもしれません。

 

(画像はこちらよりお借りしました)