仏舎利塔・鐘楼堂

仏舎利塔・鐘楼堂

仏舎利塔(ぶっしゃりとう)とは、お釈迦さまのお舎利(ご遺骨)を安置するための供養塔です。

 慈眼寺の仏舎利塔の中には、釈迦牟尼如来(しゃかむににょらい)像と、タイ国の王立一級寺院ワットスラケットより請来された仏舎利(北インドにあるピプラーワーの大塔より、明治三十一年(1898)に出土した壺に納められていたもの)が納められています。ピプラーワーとは、お釈迦さまの出身地・カピラバストゥが存在した土地と考えられている場所です。

 慈眼寺先代の修補住職は、ワットスラケット寺院に法縁を得て、修行を続けてまいりました。
やがてワットスラケット寺院より仏舎利を託され、昭和五十四年(1979)に仏舎利塔を建立するにいたりました。続いて昭和五十六年(1981)年には、ワットスラケット寺院より頂いた鐘を安置するタイ式の鐘楼堂(しょうろうどう 鐘つき堂※)も建立されました。

 この仏舎利塔は、東京在住のタイ人からトーキョー プラパトム チェディー(東京で最初のタイ風仏舎利塔)と呼ばれ、信仰を集めています。

 

 

※令和六年(2024)三月、耐震上の事情により解体いたしました。頂いた鐘は本堂にて保全しております。

2016年6月14日