第一二九回 総本山長谷寺の虹

第一二九回 総本山長谷寺の虹

 

 

 

慈眼寺が所属する真言宗豊山派の総本山は、奈良県の長谷寺という大寺院です。
様々な行事・儀式などで度々訪れておりますが、今年はとりわけその機会が多くなっております。
山の上の本堂(観音堂)の舞台に登って景色を眺めるたびに、過去に修行した僧侶の方々も同じ光景を眺めたのだろうか……と、つい思いを馳せてしまいます。

 

 

 

 

 

 

さて、十一月の半ば頃、若手僧侶の行事に際する準備に追われていた時のこと。
にわか雨が上がった途端、山の向こうに大きな二つの虹が架かりました。

 

 

 

 

 

 

二重の虹は滅多に出来るものではありません。
ましてや長谷寺に入山している時に見られるなど、まるで吉兆の証だといたく感激しました。